こんにちは!今月のブログを担当させて頂きます、岡山湯郷Belle14番の尾川奈穂です。
8月23日にチャレンジリーグ開幕戦を迎える事が出来ました。ありがとうございました!
この開幕を迎えるにあたり、たくさんの困難がありました。
本当は4月に開幕できるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響でチーム活動が出来なくなり、
自分自身サッカー人生で1番練習出来ない期間となりました。
いつサッカーが出来るか分からない中で、
高いモチベーションを常に維持し続ける事は簡単ではなくとても難しいことだと実感しました。
自粛期間では、常に手洗い、うがい、マスクの着用を徹底しつつ、トレーニングにおいては、
街中をランニングしたり、近くの公園でボールを蹴ったりと、
今まで出来て当たり前だった事が出来ない辛さを味わいました。
その中でも街中をランニングしている時に嬉しい出来事がありました。
川沿いの一本道を走っている際、後ろから1台の車が来たので邪魔にならないよう端に避けると、
車は私の横に止まり「湯郷Belleの選手?開幕したら観に行くから、頑張ってね!」と、
笑顔で声を掛けて下さいました。
昨年、岡山湯郷Belleに加入させて頂き、
ファンやサポーターの皆様の熱い応援を身近に感じてきましたが、
今回の出来事でより一層、街の皆様に支えられている事を改めて実感する事が出来ました。
また、SNSを通じて応援のメッセージなどの書き込みをして下さる方々もいました。
私はこの自粛期間中に、今まで以上に皆様からたくさんの元気やパワーを頂きました。
たくさんの元気やパワーをいただいた分、
次は私が皆様にスタジアムで元気にプレーしている姿を見ていただくとともに勝利を届け、
元気やパワーを贈る番だと強く想いました。
自粛生活から徐々に元の生活に戻りはじめても規制が厳しく、選手同士の接触も必要最低限となり、
昨年に比べ県外のチームとの練習試合なども出来ませんでした。
8月になって、開幕戦まで残り1ヶ月を切っても、
完全に元の生活には戻れず再びチーム活動の休止をせざるを得ない状況もありました。
練習再開は開幕戦の約2週間前で、
コンディションを戻すには充分な時間があるとは言えませんでした。
そのような状況の中で、開幕戦を迎えました。
昨年と大きく違ったのは、リモートマッチ(無観客試合)であるという事です。
ファンやサポーターの方の力強い大きな声援や拍手がない中でしたが、
「絶対勝つ」という強い気持ちで闘いました。みんなで勝利を掴んだ瞬間は、とても嬉しかったです。
個人的には、昨年の課題として「決定力がなかった事」から、
今年は「私のゴールでチームを勝たせる」という目標を持ち試合に臨んだので、
まずは開幕戦で2得点する事が出来て良かったです。
この結果に満足せず、今後も精進していきたいと思います。
また、写真でご覧になった方もいるかと思いますが、
私たちのホームグラウンドであるラサの芝生はいつ見ても本当に綺麗です。
開幕の延期が決まった4月から約4ヶ月間、
誰も使う事がない芝生をずっと綺麗に手入れして下さいました。
こんなにも綺麗なグラウンドで、無事に開幕戦が迎えられることができる私たちはとても幸せ者です。
本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。
最後になりましたが、私たちが当たり前にサッカーが出来る裏側には、
医療従事者の方々をはじめ、多くの方々の支えがあります。
常に感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。
長くなりましたが最後までお読み頂き、ありがとうございました。