まず初めにこの場を借りまして、オルカ鴨川FCに関わるすべてのみなさん、リーグ優勝おめでとうございます。
私たちにとっては連覇に向かっての戦いでしたが、その目標を達成することはできませんでした。日々応援してくださっている方々への申し訳ない気持ちと、でも同時に、下手にうまくいってしまうよりは意味のある結果だったとも思っています。
ただ、この結果をどう分析し、次への準備に繋げるかの作業は慎重に行うべきです。ピッチでの結果だからと、ピッチ上だけの現象で評価できるものではありません。ピッチに入る前にどれだけの「わからない」を潰しておけたか、そのための準備段階でのパフォーマンスはどうだったのか。
なかなか一人ですべてを把握するというのも難しいなかで、とるべきコミュニケーションが円滑に行われていたか。もし行われていなかったのであれば、なにが障害となっていたのか。
それらの障害は時間が解決するものなのか。テコ入れが必要だとして、いつ、どこに、どのようにするのか。きちんと言語化していけば、考えるべきことはまだまだ山のようにでてくることでしょう。
また、考えるべきアウトラインを導き出せても、判断材料収集や分析の段階では原理原則ともまた違う、人が関わり合うからこそのヒュマーンエラー的要素も当然絡んでくるので、これらのタスクを担う人がいかにフラットな思考を持てるかが鍵になります。
しかし、このフラットな思考というものが中に入れば入るほど難しいようで、当事者にしかわからないものもありますが、当事者であるが故に思考がブレてしまうということを頭に入れておかなければなりません。私も本当の意味でそれに気づけたのは怪我で長期離脱が決まったつい最近のことです。
リーグはもう終わってしまいますが、2023シーズンはまだ続く中で、みんなならもっと輝けます。でもそのためにはたぶんまた無限ループの輪から脱出しないといけないし、もしかしたら脱出させてくれるのかもしれないし。
一つだけ確かなことは、誰か一人でやるんには無理ゲーすぎるので、みんなでがんばろーって思います。